西条市千町にて,バンブー椎茸ハウスを作りました(2024年9月14~16日)。
西条市千町にて,バンブー椎茸ハウスを作りました。2023年の始めに,準備した椎茸が1年半の期間を経て,まもなく収穫の時期になりますが,猿などの獣害の恐れがあり,これを防除するためのハウスを作ることとなりました。今回は,バンブーハウスの創始者の小林広英先生の助言を受けつつ,設計や建築を,LRPメンバーでアレンジして作成しました。また,西条市役所の方,西条高校の先生や生徒さん,農学研究科の時任先生,修士学生の方にご協力いただきました。
まずは,模型を作成しました。単管パイプを打つ位置や,支柱の位置,どのように杭で竹を支えるのかを,考えます。素人ながら,模型作成を通じて,現場での作業の進め方が理解できました。現場でもこの模型を見ながら,作業を進めます。四方を囲っている寝かした竹は,地元の方への聞き取りをして,ハクビシン対策として考えたものです。
まずは支柱を立てていきます。単管パイプを打ち込み,固定させます。
サイズを測りながら,必要な竹を揃えていきます。9月ですが,結構暑くて,そして蚊もいっぱいいて,大変な作業です。地元の方から,何度も休憩を指示されます。実際の現場を知っている方の的確な指摘と思いました。甘えて,お休みしながら作業を進めます。
椎茸栽培の原木を囲む形で徐々に形ができてきました。当初は,杭で表と裏から挟めば,寝かした竹は安定するかと想定していましたが,あまり安定しなかったので,杭に針金で固定していきます。竹の形状や,現場での地形の状況に合わせて,臨機応変に対応を変えていきます。
同時並行で,屋根を作る竹材として,伐採した竹を割っていきます。西条高校の生徒さんも活躍してくれました。西条市の職員の方も,大活躍です。
最後に,竹割をした竹材を使って,アーチをかけていきます。どこに固定するかを議論しながら,固定場所を決めました。当初のプランとは柔軟に変えました。
徐々に完成に近づいていきます。地面は平ではないし,いろんなところに木が生えていて,現場でのフレキシブルな決断が必要で,作業している皆さんと相談しながら,進めていくことが楽しかったですね。
最後に完成後に記念撮影です。3日間の作業でした。この3日間,それぞれ,参加していただいた方は変わりましたが,皆さんのご貢献に心より感謝しております。後日,このバンブー椎茸ハウスに,ネットをかけて,猿からの獣害に備えます。ご参加していただいた皆様,3連休中にも関わらず,本当にありがとうございました!収穫が楽しみですね。