冬期湛水

Field note

愛媛県西条市千町(せんじょう)

Senjo, Saijo-city, Ehime-prefecture, Japan

千町のいま

  • 西条市中心部から南へ車で20分ほどに位置する山村農林業地域
  • 「千町」という名称は,山の傾斜地に開墾された田畑が千町(せんちょう,約1000ha)もある,それほどに広大であることから名付けられたといわれている。
  • 標高150mから500mの間には石垣で作られた棚田2,500枚)が広がっている。この石垣と田畑は,戦国時代末期,土佐から山を越えてこの地にやって来た伊東氏により開発されたと伝えられている。
  • 1970年代には約100戸(約700から800人)が居住していたといわれているが,過疎化・高齢化が進行しており,現在はわずか9戸(高齢者が中心の約17名)にまで減少している。
  • 後継者不足などにより耕作放棄地が増加。現在,田畑の9割以上が耕作放棄地となっている。
  • 「常に管理されていること」が選定条件の一つであったため,農林水産省が選定した「棚田百選」には選ばれなかったものの,審査員の中の一人は,もし千町の棚田が管理されていれば,高低差約350m,約170段の棚田は棚田百選のどれをも遥かに凌駕しており,日本一の棚田であったことは間違いないと語る。
  • 野生動物(サル,イノシシなど)の被害が深刻で,住民たちは「もう5年もたてば消滅する」と話す…
千町の棚田(2019年3月撮影)
耕作放棄地が9割を占め,既に一部は森林へと遷移

千町をフィールドとしたLRPの主な研究活動

地球環境学舎インターンシップ(2019年度~)
高大連携サイエンスキャンプ(2019年8月24日~25日)
耕作放棄地の再生と冬期湛水・水田の生物調査(2019年12月~)
バンブーグリーンハウスによる畑地の再生(2020年11月~)

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京都大学大学院 地球環境学堂 地域資源計画論研究室