「地域資源」とは、その場所にある人、文化、歴史、自然などを指します。地域資源計画論研究室では、これらを最大限に活用し、地域の自然および社会資源の適切な評価と利用を通じて、都市と農村の均衡ある発展のあり方を実証的に研究し、人と自然が調和した地域の望ましい発展を追求しています。

「地域計画学」は文理融合型の学問であり、文系理系に捉われない幅広い知識が要求されます。なかでも地理学、地域分析、統計学、地理情報技術などは地域情報から新しい知見を導き出す上で不可欠なものであらかじめ習得しておくことが望ましいです。研究テーマによっては環境経済学、環境政策学、都市計画学、農村計画学、社会学なども学習する必要があります。

地球環境問題は広範に渡る課題で、私たちには身近には感じにくいものですが、具体的にフィールドにでてみると、そこに根付く様々な課題が見えてきます。地域の人と語り合い、文化や歴史を尊重しながら研究を進めていけば複雑な問題が少しずつ解けてきて本質や解決策を導き出すことができます。

研究テーマ・手法

本研究室では、フィールド調査にもとづき、空間情報技術(GIS・リモートセンシング)を援用し、質的・量的分析を組み合わせながら、地域に存在する社会的な課題の解決に取り組んでいます。フィールド調査やアンケート調査などから地域計画の基本となる地域の自然・社会特性を明らかにし、課題解決に向けた実践的活動を行っており、その成果を現地に還元することにも力を入れています

フィールド調査にもとづく地域分析

フィールドワークやアンケート調査などから地域計画の基本となる地域の自然・社会特性を明らかにします。

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空間情報技術をもちいた地域環境モニタリング

国内外の都市・農村周辺を対象に、リモートセンシング・GISを用いた土地利用変化分析や社会・経済的視点からのモデリングを通じて、適切な土地利用の誘導方策を探ります。地理情報技術、空間統計学、多変量解析等の知識が求められます。

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調査活動を通じた地域の活性化

アクションリサーチを通じて、地域資源を活用した持続可能な地域活性化方法の提案を目指します。

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研究・調査の様子