サイエンスキャンプを実施しました(8月26日,27日)
愛媛県西条市にて,西条高校とサイエンスキャンプを実施しました。今年は,「実践的フィールドサイエンスを知る 里山の暮らしと生物多様性」と題して,人の暮らしや生物資源に焦点を当てながら,実践的なフィールドサイエンスを学びました。西条市の地域創生センターに宿泊して1泊2日で実施しました。8月26日は,座学とワークショップ,27日はフィールドにでて西条市千町を歩きました。貴重な地域資源を共に学び,その後,成果を取りまとめて発表会を行いました。
西前教授の講義,地域資源を考えてみます。
淺野准教授の講義,ひとの暮らしと生物多様性を考えてみます。
時任助教の講義,日本の森林の持つ役割について考えてみます。
26日の午後は,翌日のフィールド調査に備えて,何を調べるか,何を住民に聞いてみるのかをまとめていきます。また,事前に千町にて収集した植物サンプルの同定作業も行いました。
猛暑の中,西条市千町を歩きます。ほとんど耕作放棄地になった千町棚田を上から眺めています。
千町にあった小学校の跡地です。昔の小学校の様子を聞いています。昔はグランドと校舎,校長官舎がありました。
昔,畑であった場所でインタビューです。森林を適度に利用していることがわかりました。
昔,水田として利用されており,既に耕作放棄されて長い時間が経った場所を調査します。土地が森へと遷移している様子がわかります。
最後にフィールド調査の情報をまとめて,成果報告会です。みんなでいろいろと質問しながら進めました。西条市千町にもいろんな発見があることがわかりました。暑い中,みなさんお疲れさまでした。