西条市・千町まつりに参加しました(西前・時任・Leo)

2019年10月6日,LRPの主要研究対象地の一つである愛媛県西条市の千町地区にてお祭りが開催され,西前教授,時任研究員,修士1回生のLeoが参加しました。千町まつりは毎年10月の第一日曜日に開催されている地域の伝統的なお祭りです。

過疎化や高齢化は地方農村において大きな問題となっていますが,千町地区も例外ではありません。千町祭りに参加する地域住民の数は年々減少し,参加者の多くも高齢化しています。かつては地域の若者が神輿を担ぎ,広大な千町棚田を下から上まで練り歩いたそうですが,近年では担ぎ手が不足し,神輿もトラクターに乗せて集落をまわるようになっていました。
そこで今年は,西前教授やLeoをはじめ,西条高校の高校生や教職員,その他千町での活動に関わる仲間が,千町祭りの神輿をもう一度担ごうと集結。小雨の降る中ではありましたが,久しぶりに担がれた神輿は一段と輝かしく,千町祭りは大いに盛り上がりました。

愛媛県西条市の祭りといえば,豪華絢爛なだんじりが並ぶ伊曽乃神社の例大祭や,太鼓祭りが圧巻の飯積神社祭礼などが有名ですが,それだけではなく,千町祭りのように,西条では地域コミュニティ一つひとつにお祭りの文化が根付いています。今回の千町まつりへの参加は,地域住民の皆さんといつも以上にコミュニケーションをとれる大切な時間になったと同時に,地域においてお祭りが果たしている大切な役割を直に感じ,学ぶことのできる貴重な経験となりました。

現在Leoは,地球環境学舎のインターンシップとして千町地区に住み込み,研究活動をしています。